【感想】沈黙のWebライティングを読んだら全ての記事をリライトしたくなった

【響け】沈黙のWebライティングの要約・感想は?文章にチカラを宿す方法

この記事のまとめ

話題作「沈黙のWebマーケティング」待望の続編、「沈黙のWebライティング」を読んだ感想と要約をまとめました

人の心を動かすチカラを文章に宿す「Webライティングの技術」とは?

アクセスが伸び悩んでいる初心者ブロガーは必読の情報がもりだくさんです!

ナラ

ブログを書けども書けどもアクセスが伸びない…
100記事以上も書いたのに収益が上がらない…
アクセスはそこそこあるけど「成約」してくれない…

どんなに文字数や記事数を量産しても、ライティングの質が悪ければPVや収益にはつながりません。

ココ

ライティングの質なんて、どうやって上げたらいいんだろう?

一般的な文章術と違って、ウェブライティングで重要なのは「人の心を動かすこと」

ナラ

私もブログ初心者の頃、「ライティングを強化したい」という思いで色んな本を読みました。

そんなときに出会った1冊が本書「沈黙のWebライティング」です。

沈黙のWebライティングの目次

本書を読み終わったとき、それまで書いてきた全ての記事をリライトしたい衝動に駆られました。

私にとってそれほどインパクトのあった沈黙のWebライティングの感想と要約をこの記事にまとめます。

なお、ストーリーの部分だけなら無料で読むことが可能です。

沈黙のWebライティングを無料で読んでみる 

「沈黙のWebライティング」の要約|個人が企業に勝つには

沈黙のWebライティングで得られること要約

インターネットが普及したことにより、テレビの1人勝ち時代が終焉しました。

大金を払ってテレビCMを打ち出さなくても、情報を拡散させることが出来るようになったからです。

ココ

インターネットさえあればお金が無くても告知や宣伝ができるから便利な時代だよね

でも残念ながら、インターネットのチカラだけじゃ正しい情報を多くの人に伝えるのは難しいのよ

ナラ

そこで必要になってくるのがWebライティングの技術です。

本書では個人経営の温泉宿がオウンドメディアを作り、いかにして企業の旅系まとめサイトと差別化して集客するかという物語が展開されます。

そして、「沈黙のWebライティング」のストーリーの中に個人が企業に勝つライティング技術のエッセンスが要所要所にちりばめられているのです。

「○○のおすすめ温泉宿10選」

このような企業が作ったまとめサイトが上位を占める状況でいかに個人ブログが戦略的にアクセスを増やせるかを学ぶことが出来ます。

なお、本書は「沈黙のWebマーケティング」の続編にあたる作品なので、物語の世界観や登場人物の相関関係を知るには前作を読んでから本書を読むことをオススメします。

▼以下の関連記事に前作「沈黙のWebマーケティング」の書評をまとめています

【笑撃】沈黙のWebマーケティングの要約・感想は?コンテンツで差がつくカラクリ【書評】沈黙のウェブマーケティングは無料で読むと損をする?

沈黙のWebライティング目次

  1. SEOライティングの鼓動
    • SEOを意識したコンテンツを作るカギ
  2. 解き放たれたUSP
    • 「USP」を最大限に活かすコンテンツ
  3. リライトと推敲の狭間に
    • わかりやすい文章を書くためのポイント
  4. 愛と論理のオウンドメディア
    • 論理的思考をSEOに結び付ける
  5. 秩序なき引用、失われたオマージュ
    • オウンドメディアに必要なSEO思考
  6. 嵐を呼ぶインタビュー
    • SEOに強いライターの育成法
  7. 今、すべてを沈黙させる
    • バズにつながるコンテンツ作成のコツ
  8. 沈黙のその先に

沈黙のWebライティングで最も重要な2つのポイント

沈黙のWebライティングで学ぶ感情を動かす力とは?

  • SEOを意識した記事タイトルの付け方
  • 文章の中に自然にキーワードを入れ込むテクニック
  • 改行や行間を工夫して文章にテンポを生む技

沈黙のWebライティングではこれらのウェブライティングのコツを学ぶことができます。

ココ

なるほど~、このやり方に従って書けばアクセスが伸びるのか~

たしかにこれらの文章術も重要だけど、それよりも重要なのは読者の感情を動かせるかどうか

ナラ

読者の感情を動かす、つまり心理学的なアプローチがウェブライティングには重要です。

心理学とマーケティングを融合したアプローチは「行動経済学」とも呼ばれ、ビジネスの手法としても広く用いられます。

特に人聞の行動について経済学者がその法則を定式化している領域があることを指摘し、この領域における心理学者と経済学者の相互協力の必要性を強く訴えている。そしてこの相互協力によって、経済学の実証過程で利用されてきた制約のある現実場面での統計的データとは本質的に異なった実験的な基礎を、経済学の先見的な公理系に対して与えることが出来ると考える。彼らは、このような領域での理論や説明を「行動経済学」と呼び…

引用元:JSTAGE-“行動経済学と選択理論”

本書では読み手の感情を動かすポイントとして以下の2つをあげています。

  1. 検索意図と検索結果の関係
  2. USP (Unique Selling Proposition) をわかりやすく伝えること

この2点が、本書の最も重要な部分なのです。

検索意図と検索結果の関係

グーグルは企業として、ユーザーの利便性を第一に考えています。

つまり検索した人の意図(悩み、調べごと、学習)に沿った回答を検索結果で提供することで企業価値を高めているのです。

本書はこの検索意図と検索結果の関係を最初のテーマとして取り上げ、全体を通して最もページ数を割いて説明しています。

沈黙のウェブライティング「ヴェロニカ先生の特別講義」

特にエピソード1の後にある「ヴェロニカ先生の特別講義」は繰り返し読む価値のある内容です。

注意
なお、ウェブ版ではこの「ヴェロニカ先生の特別講義」を見ることが出来ません

USP (Unique Selling Proposition) をわかりやすく伝える重要性

検索意図を理解したところで、具体的にどのような文章を書けば読者の心を動かせるのか?

そこで必要になってくるのがUSP (Unique Selling Proposition)“他にはない独自の強み”という考え方です。

情報の網羅性だけでは資金力とマンパワーで上回る企業のまとめサイトに勝つことは出来ません。

本書では姉弟で経営する温泉旅館のストーリーを用いてUSPの伝え方の具体例を示してくれています。

この具体例は無料で読めるストーリーの中にもあるのでチェックしてみてください。

沈黙のWebライティングを無料で読んでみる 

沈黙のWebライティング書評・感想まとめ

沈黙のWebライティング感想まとめ

Webマーケティングとは心理戦である

物語の中で主人公のボーンは繰り返しこのような趣旨の発言をしています。

ブログ初心者ほど、書きたいことに注力しすぎるあまり、「読み手が求めていること」をおろそかにしがちです。

ココ

あわわ、以前に書いた記事はどれも「検索意図」や「USP」なんて意識していないものばかりだ…

本書を読んで得られたウェブライティングのフレームワークは早速自身のブログで試してみましょう

ナラ

全部リライトしなきゃ…

これが、「沈黙のWebマーケティング」を読み終わった一番の感想です。

書きたいことを書くのではなく、読みたいことを書く。

検索してこの記事にたどり着いた読者はこの記事を読んで満足してくれるだろうか?

そのような想像をしたら、リライトせずにはいられない衝動に駆られるのでした。

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